読経がライブパフォーマンスに思えてきたお話

法事で実家に帰ったある日。

座布団に正座し、きっと本来は先祖を想い粛々とすごすのであろう読経タイム。

幼い頃から、独特な言い回しで意味とかよくわかんないし、長いなー良い声してるなーなんて罰当たりなことしか考えてなかったんですけど。

ふと、
できた当時の言い回しだとするならば今でいう

ああ仏様、この経をあげますからどうか天国に〜
仏様まじ尊い、空もきれい、海もきれい、仏様のおかげですありがとう〜

みたいに歌ってる感じなのかなこの読経って、と思ってしまい。

思ってしまったらもう止まらない。

途中で度々挟まるキーワード、これは合いの手のようなものなのか?

最後のくりかえし部分、これは盛り上がり部分、サビもしくはキリングパート?

そういえば、お坊さんの服ってひらりとしててとても素敵だし。いわゆるステージ衣装?

ここのお坊さんは声がいいよねなんて親も言ってたな、声の良さがプラス評価になっているということは。

読経って、死後の世界でいいことあったりするからしてるんだろうとは思っていたんですが。

わざわざプロが目の前でライブをしに来てくれる、それ自体とても素敵なことじゃないか。

しかも自分の子孫が一緒に歌ってくれる。卒業式の在校生の歌とか結構嬉しいもん。

ものすごく見当違いな考え方な気がするんだけど、うましろ的にはめちゃくちゃ腑に落ちて。

膝前進しながら、そういうことならこの両足の痺れも安いもんかなあと思った出来事でした。