分身【月輪四季vol.2】

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こんにちは、火曜日の四季ちゃんです!

上半期も終わりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?下半期が始まったせっかくのタイミングなので『上半期四季ちゃん的おすすめしたいと全力で思った演劇選手戦パフパフ』を開催しようかなと思ったんですが、お先に真面目な話題を置いておきます。

私がアイドルになる前にいた、しばらくお別れすることにした世界のお話です。

よければお付き合いください。

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6月10日のデビュー前日まで、私は舞台に立っていました。

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舞台観劇に夢中になったのはアプリゲーム『A3!』がきっかけで、そこから気がついたら役者という夢を追うようになっていました。
高校生のときにエキストラから始めて、初舞台は18歳の時。

ほんっっっっっとにお芝居下手くそだったんです、当時。今でも下手くそだけど比べ物にならないくらい。初舞台が終わって、帰り際に演出助手の方に言われた「もう会うことはないと思うけど」って言葉がめちゃくちゃ悔しかった。でもその時は、悔しいって気持ちだけで先には進もうとしていませんでした。

変わりたいって思ったのは2回目の舞台の時です。共演した皆さんの真剣な表情を見て、今までの自分の考えの甘さを痛感しました。周りを見るとか空気を読むとか意識し始めたのもこの頃からだった気がします。

それからは本気で演劇と、台本と、役と向き合った。
私は天才ではなかったから、とにかく必死になりました。
『変わってるし不思議だけど一生懸命な子だよね』って言ってもらえたり、『お芝居への向き合い方がよかった』って理由で目標にしていた劇場での公演のオーディションで合格をいただいた時は、頑張った分だけ結果は帰ってくるんだって中学の定期テストぶりに実感しました。そして、改めて大学も舞台もデビューまでのレッスンも全部手を抜かずやり切ろうって心に決めました。

レッスンに参加出来る日は限られていて、でもメンバーみんなの足を引っ張ることは絶対にしたくなかった。
稽古が終わって毎日終電で家に帰って、そこから夜中の3時とか4時まで送っていただいた動画を観て振り入れして練習して、少し寝て朝には大学に行っていました。
メンバーの頑張っている姿が原動力でした。いつもありがとう。本当に感謝しています。

怒涛だったなぁ。

あっという間に時間は過ぎて千秋楽も終えて、迎えたデビュー日。ステージの上から見た青色のペンライトに泣きそうになりました。

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自分に自信が持てなくなった時、はじめてお芝居を教えてくださった方に「役者なんだから自意識過剰なくらいが丁度いい」って言われたことがあります。だから私は「自分の声が世界で1番大好き!」って言い続けました。

今は、大学生の私も役者の私もアイドルの私も好き。誰かが好きでいてくれる自分のことを嫌いにはなりたくないから、私が私のことをもっと好きになれるように頑張ります。

一年後、絶対に生まれ変わる!見ててね!

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みんなの妹
わがなま 月輪四季🌙️

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